古いブロック塀、全部壊さないとダメ?補助金を使って「上段だけ撤去・改修」した事例【広島】

query_builder 2026/03/15
フェンス 外構リフォーム
古いブロック塀、全部壊さないとダメ?補助金を使って「上段だけ撤去・改修」した事例【広島】

「このブロック塀、ちょっと心配だけど
全部やり替えるとなると予算がきつい…」

実はこういう相談、かなり多いです。

特に昔のブロック塀は、

・高さがある
・ひび割れが出ている
・控えや鉄筋の状態が分からない
・上に植木が乗っていて荷重もかかっている

といった状態になっていることがあります。

本当は、基礎から含めて全体をやり替えた方が安心できるケースもあります。
ただ、現実には予算の都合もあります。

だからこそ大事なのは、
**「全部できないなら何もしない」ではなく、今できる範囲で危険を減らすこと** です。

今回は、補助金の活用も含めて相談しながら、
**既存基礎は残し、上段のみを撤去・改修** したブロック塀の事例です。

倒れてからでは遅い。
その前に、できる対策をどう考えるか。
そういう意味でも、かなり現実的な工事でした。



---


## ■施工前全景(道路側から見たブロック塀)



施工前の塀は、道路沿いに長く続く古いブロック塀でした。

現場を見ると、

・上段に化粧ブロックが載っている
・ところどころにひび割れがある
・角の部分にもクラックが出ている
・上には植木があり、見た目以上に荷重がかかっている

という状態でした。

こういう塀は、普段ずっと見ていると
「まだ立っているから大丈夫かな」と思いやすいです。

でも、道路沿いのブロック塀は
**自分の敷地の中だけの問題では終わりません。**

もし倒れた時に、

・通行人
・近隣の車
・隣地
・自宅の出入り

に影響が出る可能性があります。

だから、見た目の古さだけではなく、
**倒れた時に何が起きるか** まで考えて判断する必要があります。




---


## ■ひび割れ・角の状態が分かる写真


## ■倒れるとお隣の家に・・・状態が分かる写真


特に気をつけたいのが、角や継ぎ目のひび割れです。

ブロック塀は、まっすぐな面だけでなく
角の部分に力が集中しやすいことがあります。

今回の現場でも、角のラインにクラックが出ていました。

もちろん、ひびが入っているから即倒壊、という単純な話ではありません。
ただし、

- ひび割れがある
- 年数が経っている
- 上に荷重がある
- 高さがある

この条件が重なると、
「様子見でいい」とは言いにくくなります。




---

## 補助金が使えるかどうかは、まず相談した方がいいです

ブロック塀の改修や撤去は、
地域によっては補助金の対象になることがあります。

ただ、ここでよくあるのが
「うちは対象か分からないから、そのまま放置」
になってしまうことです。

これが一番もったいないです。

補助金は、

- 申請条件
- 塀の高さ
- 道路との関係
- 工事内容

などで判断が変わるため、
自分だけで決めつけず、まず確認した方が早いです。

今回のようなケースでも、
**撤去に関する補助金を使える前提で相談しながら進める** ことで、
現実的な工事の選択肢が見えやすくなります。




---

## 本当は「全部壊してやり替え」がすすめやすいです

ここは正直に書いておきたいところです。

今回の現場も、パイセン判断で言えば
**本来は全部壊してやり替える方が安心感は高い** です。

基礎から含めて見直せるので、

- 構造の不安を整理しやすい
- 高さの考え方も整えやすい
- 今後のメンテナンスも見通しが立てやすい

というメリットがあります。

ただ、外構工事は理想だけでは決まりません。

予算もある。
優先順位もある。
今すぐ全部やるのが難しいこともある。

だから今回は、

**「全部壊すのが理想ではあるけれど、今の予算の中で何を優先するか」**

を相談したうえで、
上段のみの撤去・改修という形を選びました。

この判断は、決して“妥協したからダメ”ではありません。

何もせずに危険を先送りするより、
**今できる範囲でリスクを下げる** という意味では、十分に価値があります。




---


## ■上段撤去中の様子


工事ではまず、既存ブロック塀の上段を撤去していきます。

施工中の写真を見ると分かるように、
今回は基礎から全撤去ではなく、
**既存の下段を残して、その上だけを解体** しています。

この方法は、どの現場でも使えるわけではありません。
残す部分の状態を見ながら判断が必要です。

だからこそ、
「安いから部分撤去でいいよね」ではなく、
**現場を見た上で成立するかどうかを確認すること** が大切です。




---


## ■上段撤去後・植木まわりの様子



上段を撤去すると、ブロック塀の圧迫感がかなり変わります。

もともと上に載っていたブロックがなくなるだけでも、
見た目の重さや不安感は軽くなります。

さらに今回は、既存植木を活かしつつ
その前面に新しい目隠しフェンスを設置する流れになっています。

つまり、

- 危険性が気になる古い上段ブロックは撤去
- 植木は残す
- 目隠し機能はフェンスで補う

という整理です。

この考え方は、実はかなり現実的です。




---



## ■新しいフェンス施工中



完成後は、既存下段ブロックの上に
新しいフェンスを設置して、外観を整えています。

これによって、

・古い上段ブロックによる重さを減らせる
・目隠しの機能は確保できる
・道路側から見た印象もすっきりする

という形になりました。

全部を新設する工事ではありませんが、
やる前と後では安心感がかなり違います。

特に道路沿いの塀は、
「見た目」より先に「事故を起こさないためにどうするか」が大事です。

その上で、見た目もきちんと整えられるなら理想です。




---



----------------------------------------------------------------------

広島外構スタイル研究所 編集部


この記事は、広島で実際に外構工事の相談を受けてきた
現場経験をもとにまとめています。

----------------------------------------------------------------------

監修:株式会社がいこう屋
(広島で外構・エクステリア工事を行う専門店)


----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG